2012年11月04日

【番外編】兵庫県立有馬富士公園

 川に水はありませんが、天気は秋晴れの好天。
 子どもたちと、近所の有馬富士公園に行ってきました。

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 何度も訪れている場所ですが、入口から福島大池までの往復と大池川沿いを歩いたことしかありませんが、よくよく調べてみると有馬富士登山コースなどいくつも散策ルートがあるみたい
 今回は、ロックガーデンから福島大池を半周し、水辺の生態園、野鳥の広場を経由するルートを歩いてみることにしました。

 即、おやつ食べたい〜コールが始まったので早々に休憩。親に似て、体力、根性ともにありません。

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 道に迷うこともあり。

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 野鳥の広場へ。こんなコースあったん知らんかったなあ。思ったより緑が深くて気持ちいい。

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 風は冷たいけど陽射しは暖かい。空が抜けるように高い。いつの間にかすっかり秋です。

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 なんだかんだで最後までがんばって歩きました。えらいねー。

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 もう少し訓練したら、今度は有馬富士登山にチャレンジしたいな。


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2012年11月03日

32 心・的・外・傷(矢田川2)

水位:0.55m(村岡) 気温:8℃(兎和野高原) 天気:曇り
区間:矢田川橋〜核心部手前(約1.1km) 所要時間:約0.5h
メンバー:ソロ [回送]後輩1号、川太郎&川次郎



 10月はじめに奈良遠征に行って以来、はや1ヶ月が経過しました。そのまま年末まで漕がなかった昨年と同じパターン…?
 いや、今回1ヶ月空いてしまったのは、その間水量に恵まれなかったという事情もあります。チャンスがあれば漕ごうという意欲はまだ消えてはいません。季節的に可能性小ですが、どかっと降ってくれんかなあ。

 今朝、各地の水位計をチェックすると矢田川だけ豊富でした。遡って調べると、一昨日の晩から増加しているようです。
 但馬エリアに降ったんかな? 氷ノ山周辺の河川水位を調べてみましたが、微増レベルでした。
 あやしい…と思いつつも向かうことに。矢田川は、今年5月に初めて下りましたが、散々な目に遭いまして、なんとか今年中にリベンジしたかったんです。

 道中見かけた支流湯舟川の水量は微妙でした。てか、増えてるようには見えない。ただ、ふだん水のない入江ダム下流が放流中のようで下れそうな感じでした。
 ということは、まさか…。

 村岡観測所は、湯舟川出合より下流にあります(出合より上流には存在しない)。水位上昇の原因は、こいつか…。くじけそうになりつつも、一縷の望みを抱いて矢田川流域へ移動。
 石寺堰堤も取水してない模様でもはや絶望的。はたして、5月末に再訪した時と同じ、渇水期の姿がそこにありました。

 はーあ、今日は漕ぐの諦めて、家族みんなでうまいもんでも食って帰るかなあ。ということで、「滝見亭」に移動。紅葉シーズンで混みまくってんちゃうかと危惧していましたが、ほぼ貸切りでした。周辺は陽当たりが悪く、あまり色付かないそうな。

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 前回(5月)は山菜中心でしたが、今回はがっつりめのメニューにしました。定番の但馬牛。

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 そしてあまご。

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 これで終わりと思ったら、串焼きも出てきました。なんとまだ生きてます! 

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 こたつに入って、のんびりと至福の時を過ごしました。
 さあ、帰るかあ。でもなあ、ここまできてノーカヤックつうのもなあ…。むりくりなら下れるかな…とプットイン候補地点を転々と移動しましたが、あきません。

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 ちなみにGWに下った時の水量はこんなんでした。全然違いますね。

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 歩きながらでも…と少し考えましたが、今日はとにかく寒くてモチベーションが上がりません。しばらく漕がんうちにいつの間にやら季節は移ろっていたようです。

 結局、今回の主目的である核心部への再挑戦を軸として、そこから約1km上流の矢田川橋をプットインに設定しました。テイクアウト予定は前回同様石寺橋。全行程は1.5km程度。
 出発は16時とかなり遅いですが、短距離なんでちゃっちゃと下れば1時間かからんでしょう。

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 前回より水位は30〜50cm程度下がっていましたが、ギリギリ下れる程度の水量はありました。
 まもなく今回1つめの堰堤。魚道が通れそうですが…。気乗りしないので素直にポーテージ。

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 広井橋を過ぎてまもなく2つ目の堰堤。
 これは左岸からポーテージしました。前回は直下のドロップがえげつないことになっていて、あわせて回避したんですが、今回は航下。

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 さて、いよいよ核心部。
 前回は止まれずそのまま突入せざるをえませんでしたが、今回はその入口ギリギリ手前で左岸側より上陸。じっくり下見することにしました。

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 5月末に再訪して下流側から下見した際は「なんとかいけるかな」という感想でした。約半年を経たいま、上流側から望んでみた感想もほぼ同じ。想定していたより長いですが、まあ8,9割は無難に抜けられそう。
 しかし、思いとは裏腹に、足は竦んでしまっていました。

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 真冬ばりに寒くてテンションが上がらない。また、1ヶ月ぶりのダウンリバーで体が鈍ってしまっていて、思ったように動かないのが不安というのもあります。しかし、精神的な圧迫感も大きい。半年前の悪夢が何度もリピートで蘇ってくる。
 この場所については、あの時とは水位がメートル単位で違う。おそらく、フリップすることはない。まして巻かれる可能性なんてほとんどないはずなのに。てか、この悪夢を払拭したいがために再挑戦したのに。

 ラナをいったん上陸させて単身で…と考え、遡上して右岸から上陸しましたが、何だか面倒くさくなってきて、そのまま上がってしまいました。

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 やっぱり、下っとけばよかった。
 充実感ゼロ。敗北感でいっぱいで、久しぶりの川下りなのに逆にストレスが溜まる結果になってしまいました。渇水の川をわざわざ下って目的果たせず、漕いだ時間はたったの30分、距離は1km程度という体たらくだと、どんなに川好きでもさすがにすっきりとはいかないもんです。
 トラウマ、なんやろなあ。渇水期でこの状態やと、ソロで乗り越えるにはかーなり時間を要しそう。誰か、一緒に下ってくれる人がいてくれたらなあ。

 あ、ちなみに、愛用のXacti,ついにぶっ壊れてしまいました。先月の上湯川が調子悪いながらもなんとか撮れた最後のダウンリバーとなってしまいました。代わりにデジカメの動画撮影で何度か撮りましたが、Xactiと比べると圧倒的にショボい。確か保険入ってたと思うんですが、はたして復活の日は来るのでしょうか。


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2012年10月31日

【番外編】平均河床勾配(続)

作成中

 4年半ほど前に、平均河床勾配について書いたことがあります。※用語の解説
 現在は、当時よりどんどん進化しており、『【試験公開】標高がわかるWeb地図』をはじめ、様々なサイトから標高を容易に確認することができます。ipod touchからだってできますもんね。

 かねてから気になっていました。

 「平均河床勾配」は、川の難度を客観的に示す指標となりえるのか?

 以前『勾配がキツければ、落差の大きな瀬がある可能性が高く、それだけ難度が高い』と書きましたけど、それってホントにホント?

 それで久しぶりに、今年下った川を対象に一覧にまとめてみました。

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 大屋川(横行渓谷)と姉川がアタマひとつ抜けてます。また、100m以上も落ちてる湯舟川も目を引きます。
 当初の予想では、姉川か神崎川あたりがトップ違うかなと思っていましたが、そうはなりませんでした。大内山川が比較的緩いのもかなり意外でした。勾配順に並べると、大内山川は下から2番目になりますが、難度順でそうかといえば、絶対にそうではない。

 つまり、実際に感じた難度と、平均河床勾配の値は、必ずしも一致していない。そのギャップは、「平均河床勾配が緩くても、核心部の落差が大きければ、難度が高いと感じてしまう」のが原因かと思われます。

 値はあくまで「平均」であり、バラツキが反映されないのが問題なのか?
 それは言えてると思う。
 たとえば、下りたい区間が30‰あるとして、同じ30‰でも以下のようないろんなパターンが考えられます。

 ・斜度5.2度の平瀬が1km延々と続く
 ・斜度4.3度の平瀬と5mの滝が1箇所
 ・斜度3.5度の平瀬と1mのドロップが10箇所

 しかし、どれが一番難度が高いかといえば、この情報だけでは判断できません。そう考えると難度とは、勾配(落差)も一つの指標でありつつ、地形、水量と複合的な情報を組み合わせた上で認識されていることが分かってきます。
 ここで問題が一つ。水量は、水位計や水量計で客観データとして測定できますが、地形は…?
 上流部だと、ゴーロ(岩場)、ゴルジュ、ナメ…。でも、その地形が延々続くケースはあまり考えられない。もっとも難度の高い場所=核心部の地形に限定して考えればいいでしょうか。


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2012年10月27日

【番外編】村野中学校なう

 今週も週末は仕事でした。ただ、場所が京都だったんで、いつものように家族の許に帰ることはできました。

 仕事は昼過ぎに終了。夕方から子どもたちと『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』を観る予定ですが、ちょっとだけ時間に余裕があります。かつて住んでた枚方で途中下車して昼メシ食べよかな、なんて考えて、京阪枚方市駅で下車しましたが、そこでふと思いつきました。
 ひさびさに、出身校でも見に行こうかな…。
 この週末関西生活がいつまで続くか分からんし、今日このタイミングを逃すとチャンスはそうないと思われます。気が付けば、6番線から交野(かたの)線私市(きさいち)方面に乗り換えていました。

 宮之阪、星ヶ丘を経て、村野駅で下車。ちなみに中学校時代はここの駅前の学習塾に通ってました(今は看板変わってます)。

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 踏切を渡って、中学校へ。学校前には1周550mといわれた「たんぼまわり」というコースがあって、バレーボール部時代めっさ走らされました。今の体力だとたぶん、1周もたずにぶっ倒れるでしょう(笑)。

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 そしてわが母校、村野中学校は、跡形もなくなってました。
 見事なまでの、更地です。

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 2000年度を最後に廃校になったとは知ってたんですが、まさか何もかもなくなってるとはね…。中学校時代といえば、早いもので20年前に遡りますんで、さすがに記憶がかーなり薄れています。だからこそ、記憶を呼び起こす鍵となるものが欲しかった。校舎、渡り廊下、プール、バレーコート、体育館。建物の位置関係から思い出そうとしてみるけれど、うまくいかなくてもどかしい…。GoogleMapには解体前の航空写真が残ってたけど、これでは味気ない。なんだかもの悲しい気持ちになりました。

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 村野中学校を後にして、西を流れる天野川へ。天野川は「天の川」。「七夕伝説」所縁の地です。上流の交野に「磐船神社」「星田」などの地名があり、枚方にはかつて私が住んでいた「星ヶ丘」があります。名前だけ聞くととっても素敵なイメージですが、実際は…。小学生の頃、何度か川に入って遊んだことがあります。一見透明度は高いですが、凄まじくドブ臭い。また、浸かった部分の肌があとで赤くなる、という症状が出たため、遊泳なんてありえない感じでした。魚影自体は結構あって、虫捕り網で岸沿いを掬って小魚を捕まえた思い出があります。6年生になってからは、淀川との出合でバス釣りばっかりしてましたが。

 いまはどうなんでしょう、ぱっと見た感じ、透明度は悪くない。魚影も非常に濃い(おそらく放流の鯉でしょうが)。いつの間にか、川沿いに遊歩道ができていて、入川道もあちこちにできてました。釣りしてるオサーンも多数。少なくとも私がいた頃より環境は改善されているように思います。機会があれば、いつもやっているようにじっくり下見して下ってみるのもありかなと感じました。「七夕伝説」もこれを機会にちゃんと調べてみたいというのもあるし、実はこの川を下るのを何度も夢で見てます。少年時代、大雨の影響で「凄まじい激流」と化した場面を何度か目にしていますが、夢で見るのはその激流を下るシーンと、水がある程度引いて増水中の濁流を下るシーン(めっちゃ現実的)。出てくる川相は、過去に下った川をmixしたような感じのフィクションです。

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 川沿いに下流に歩いていくと、村野小学校があります。

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 これも出身校ですが、実はここも1999年度をもって廃校になってます。

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 ここも解体…? ってな不安を感じさせる工事中の状態。ググって調べてみると、4億5000万円かけて「サプリ村野」って施設に生まれ変わらせる過程みたいでした。なんだか、自分のルーツがどんどん失われていくような…。
 いつも登校していた校門は、閉鎖され入れなくなっていました。ちなみに、入口の「バラの小道」の看板は23年ほど前に自分が書いたものだと思い出しました。この状況下でも生き残っていてくれて、ちょっとうれしい。次に来たときにも残ってれば、もっとうれしい。

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 その後、約7年半住んだ家とその周辺を歩いてから、星ヶ丘駅へ。このあたりは当時とあんまり変わってないかな。いい意味でも、悪い意味でも。
 雑貨屋さんには、全盛期のころの週刊少年ジャンプをよく買いに行ってました。日曜日の晩に…。

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 星ヶ丘駅の改札を通る。現実世界に戻るゲートです。
 ほんの小一時間の僅かな間でしたが、当時の記憶が蘇るところもところどころあって、わざわざ足を運んだ甲斐ありました。おかげでお昼ごはん食べる時間なくなって、コンビニでテキトーに摘むだけになってしまいましたけど。それにしても、小一時間で大枠を歩けてしまうって、当時の世界観ってホント狭くて小さいんやなあとつくづく思いました。

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2012年10月20日

【物欲編】iPod touchを地図帳に<比較編>

 今週末は日曜に仕事が入ったため帰阪なしです。毎週末当たり前のように帰ってたんで、家族にまったく会えないというのはちょっと寂しい。残念。それに今週末は、ひさびさに四国行く予定でしたがおかげでキャンセル。残念。それも、台風21号の影響でもっか増水中だという。残念。そんなこんなで本日はやや腐り気味。湯船に浸かって過去の“playboating@jp”読み返したり、パソコン上で河川情報収集してたら、あっという間に日が暮れてしまいました。そういや、こうして自宅で無為に一日を過ごすのって、今年度始まって初めてだったりします。

 閑話休題、かれこれ半年前になりますが、私の最愛のオモチャ ipod touchを地図帳として活用する記事を書いたことがあります。

 ※前回の記事

 最初に購入したのは、“MapFan for iPhone”というオフライン地図アプリでした。

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 その後、同じオフライン地図アプリである“マップルナビ S”も追加購入しました。

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 この両者、いまや川下りの補助ツールとして、なくてはならない存在になっております。たぶんipod touchのアプリの中で一、二を争う活用度ではないでしょうか。少なくとも、元は取れたと思えます。数ヶ月使ってみて、だいたいの役割も見えてきたので、一度整理してみたいと思います。

 ◆調査段階(下見)

 【導水路】

 下見時に最も「使える」と思うのは、“MapFan for iPhone”の導水路表示(地図上の点線)。GoogleMapにもない、MapFanだけの機能です。世の中の99%以上の人間にはどうでもいいものかもしれませんが、川下りする人間にとってはかなり貴重な情報となります。

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 というのも、これにより、
 ・上端に取水堰堤がある(→危険箇所)
 ・下端に発電所がある(→増水)
 ・導水路で挟まれた区間は減水区間
 ということが推測できるからです。基本、何事も効率を求めますから、発電施設は勾配の高い区間に設けられます。普段は水なくて下れないのがほとんどですが、川下りにおいて最も楽しい区間になりえる可能性が高いと推測できます。

 いっぽう、マップルナビ S側では水路の表示はありませんが、発電所はカミナリのマークで表示されています。

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 【河川】

 初めて下る川の区間検討においては、まず地図上で川の下流端から源流まで辿ってみるのですが、マップルナビ Sは、100m,200m,500m,1kmというように一定の倍率で地図表示が固定され、細かい調整がやりずらい。逆に、MapFan for iPhoneでは滑らかに表示できるという特徴があります。

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 マップルナビ S側では、100m以下にしないと源流部が出てきません。この倍率だと視界が狭すぎて全体像を掴みにくいというデメリットがあります。

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 水源を確認したい場合にも、MapFan for iPhoneのほうが圧倒的に使いやすいですね。

 【車道(林道)】

 では、車道(林道)の表示においてはどうでしょうか。
 以下は、MapFan for iPhoneにおける宝川(宝泉峡)付近(群馬県利根郡みなかみ町)の地図です。宝川温泉で道は途切れていますが、実際にはその先にも林道が続いています。林道は(途中崩落のため)徒歩で歩いていったんですが、下見当時、地図はこれしか持ってなかったんで、かなり怖かった思い出があります。

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 後日、マップルナビ Sを購入して、まず最初に確認したのがこの地域。ちゃんと、道が表示されていました。

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 マップルナビ Sは、林道など、小さい道でも比較的充実しているようです。

 ◆漕行段階(ダウンリバー)

 ipod touchを地図帳化するにあたり、現在位置の確認など、ダウンリバーの最中も活用できるだろうと防水化までしました(※)が、実際いまのところほとんど携行していません。下見段階でだいたいアタマに入ってしまっているのと、日帰りでは漕行距離がどうしても短くなり(とくにソロだと余計)、一気に下ってしまう場合が多いのが要因かと思われます。ロングツーリングだったらニーズあるかな。あと、やっぱり現在位置把握には正確性を高めるためGPSがほしいです。

 ※以前の記事

 ◆記録段階(リバーログ)

 これらの地図帳は、川地図作成段階においても活用できます。パソコンでGoogleMapを表示した隣に ipod touchを並べて比較したりするのに使っています。まあ、この段階は、川下りにおける必須工程である下見とは異なり、パドラーでもほとんど興味がないであろうマニアックな領域なんですけど。

 【地区名】

 河川の水源や下流端がどの地区になるのかを確認したいとき、MapFan for iPhoneでは、とくに表示がありません。地形図に近いですね。ちなみに、以下は先日下ったばかりの上湯川下流(奈良県十津川村)です。西川出合以降も「上湯川」と表示されてますが、西川が本川なんで、間違ってますね。

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 マップルナビ Sでは、100m単位まで拡大すると、地区ごとに色分けがされていて、非常に分かりやすい。上湯川の下流端である西川出合は十津川村平谷と桑畑の境であることが分かります。

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 【名所】

 川地図づくりにおいては、なるべく瀬の名称も書き込むようにしています。パドラーがカッテにつけたものもありますが、とくに滝なんかはすでに名前がついている場合が多い。
 四万温泉付近を例に取ると、MapFan for iPhoneでは「小泉の滝」のみが表示されています。

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 いっぽう、マップルナビ Sでは四万川本川の「大泉の滝」まで表示されています。付近の建物情報についても比にならないほど豊富。この圧倒的な情報量がマップルナビ Sの真骨頂ではないかと思います。

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 【橋梁】

 この情報量の豊富さは、橋梁の名称においても同様のことがいえます。橋梁は、ダウンリバーにおいて現在位置を確認するための目印として貴重な存在。よって、川地図にも橋梁はすべて記載することを心がけていますが、名前を調べるのはけっこう負担が大きい。
 以下は矢田川(兵庫県香美町)ですが、MapFan for iPhoneではまったく記載がありません。

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 しかし、マップルナビ Sではこのとおり。

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 ◆まとめ

 実際の使い方をベースに両者を比較してきましたが、同じ地図アプリでもそれぞれ特徴がはっきりしていて、内容はけっこう異なるということが分かりますね。まとめると、こんな感じでしょうか。

 “MapFan for iPhone”

 河川の流路を確認したり、ダム・堰堤の位置を把握する

 “マップルナビ S”

 林道など小さな道の確認
 川地図作成時における地名(名所、橋梁)の確認

 あとは地形図のオフライン地図アプリが出たらもう完璧なんですけどねー。オンライン時に電子国土のキャッシュ取っとけるやつはすでに存在していて、すでに結構活用してますけど、やっぱり完全オフライン対応のがほしいなあ。


ニックネーム ラナ父 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 物欲編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月13日

【下見編】加古川 闘竜灘

水位:-2.75m(大門)



 本日奥さんは同期の結婚式に参列するそうな。彼女を六甲の美容院まで送り届けた後、残された夫は、子や犬とどうやって時間を有意義に過ごそうか悩みました。
 左手に川次郎、右手に川太郎、ベルト通しにリードを繋いで、ラナ。三人の子を連れて、どこへ行こう。時間も遅いことやし、近場(50km圏内)限定でええとこはないものか。

 思いついたのは、武庫川渓谷(武庫川)と、闘竜灘(加古川)
 選んだのは、後者。前者も捨てがたいが、後者は実はまだ行ったことがない。神戸三田ICから約30kmという近所にあり、いつでもいけると思って逆に後回しになってました。

 西脇市内で昼食を済ませていよいよ現地へ。さすが街中にあるだけあって、ばっちり観光地化されてました。駐車場に悩むことはありません。

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 この一帯だけ、異様なほど大規模な溶岩帯で覆われてます。前後はフツーにどこにでもある下流域の川って感じなんですが。ギャップありすぎです。

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 右岸側は道沿いから見学。左岸側は岩盤上を歩いて近づけます。

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 おー、スゲー。でも水は思ってたとおりキレイではない。なんたってあの篠山川の下流になりますからね。加古川上流(佐治川)はわりとキレイなんで、篠山川よりはマシになってます。

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 岩盤は川幅いっぱいに広がっており、まだ奥があります。

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 さらに進んでいくと、分流発見。おう、ゴルジュではないか。でも、なーんか違和感を感じる。
 違和感の正体は、均一な川底でした。どうも人工物くさいなあと思っていたら、「掘割水路」みたいです。

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 岩の上でしばらく遊ぶ。川太郎は、ロッククライミングを試みて、ずり落ち、脱げた靴が水たまりにボチャン。ラナは、ちょっと目を離したスキに、腐って臭い水たまりの中へドボン。

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 帰り道。ポットホールの宝庫でした。自然の造形美は何よりも美しい。

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 テイクアウトポイント探しついでに下流へ散歩。石投げと砂遊びに興じました。ラナはあんまり川には入れたくなかったんですが、まあムリでしたですわ。

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2012年10月08日

【番外編】お祭りと仮面ライダー

 三連休最終日は、地元のおまつり。川次郎が39℃の高熱を発したため、私と川太郎だけで神輿担ぎに参加しました。
 集合場所の公園は子供だらけ。総勢100人はいたかと思います。川太郎に「おともだちいっぱいおるやん、いっしょに遊んできたら?」と奨めますが、一切関わりを持とうとせず、保育園のおともだちとしかしゃべらんと言い出す始末でした。うわ、長良川カヤッククラブばりに超閉鎖的やん。
 もうちょっと社交性あったほうが、いろいろ得すると思うけど…。まあ、蛙の子は蛙ということですかね。見事に自分のコピーですわ。

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 ところで彼、今年の4月に戦隊モノ(ゴーバースターズ)に目覚めてしまったんですが、半年後にしてついに仮面ライダーにも目覚めてしまいました。
 「えのな(あのな)、かわたろうな、べるととゆびわほしいねん。それでな、かめんらいだーにへんしんしたいねん」やて。

 ちなみに私の時代は『スカイライダー』と『仮面ライダースーパー1』でした。スカイライダーの記憶はおぼろげですが、スーパー1のほうはカラオケでも歌えるほど覚えてます。「うーみをー やーまをー ふーるーさーとをー いつつのうででー まーもーるー」ってなの。当時3〜4歳だったんで、やっぱこの頃がちょうど「物心つく」頃なんでしょうね。

 今やってる『仮面ライダー ウィザード』は文字通り魔法使い。一人で火、水、風、土スタイルに変身しちゃうし、ドラゴンまで出てくるし。シンプルだった私の時代とは隔世の感がありますが、それなりに面白い。

 で、川太郎がその「ドラゴン」を作りました。仮面ライダーフォーゼ(ウィザードの前作)のマジックハンドに洗濯バサミで自作。
 私には、創造性という才は残念ながらないと思ってます。川太郎は「自分のコピー」と先述しましたが、ひょっとしたら自分にはないモノ持ってんのかなあとちょっとうれしくなったので写真に残しました。

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 ひょっとして、こういうのを「親バカ」というんでしょうか(笑)。


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2012年10月07日

31 念願の奈良最南端の地へ(上湯川1◆127本目)

水位:なし 参考:0.45m(龍神) 17.60〜20.30t(椿山ダム流入量) 気温:22℃(風屋)
天気:快晴 区間:出谷温泉〜西川出合(約3.5km) 勾配:14.3‰(180m→130m)
所要時間:1.50h メンバー:ソロ



 不意に目が覚める。ケータイを手にとって見ると3時。寝入りしなクルマの屋根を叩いていた雨音は、止まっていました。夜のしじまがあたりを包む。もともと仮眠だけして未明から行動開始予定でしたが、全然アタマが働かない。かといって、寒かったり、身体が痛かったりで寝つくこともできない。ぼうっとしてまどろむ時間が続く。5時を迎え、ようやく動けるようになったんで、30分ほど足湯に浸かると、だんだんと覚醒してきました。
 ここ、道の駅十津川郷には、24時間入れる足湯があるんです。

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 十津川といえば、昨年9月の台風12号TALASの記憶がまだ新しい。2004年のTAKAGEに匹敵するインパクトでした。深層崩壊、土石流、土砂ダム…。その後どうなったんだろう。道路状況からみれば、今なお復興途上という印象です。足湯に浸かりながら、十津川村観光協会のサイトをひととおり目を通してみると(ガラケーのiモードのため甚だ見づらかったですが)、温泉、旅館など観光施設はほぼ例年どおり営業、続いて漁協のサイトによれば、あまごは例年どおりでしたが、あゆはその生息域の中下流域に大量の土砂が堆積しているため休漁、となっていました。

 5時半から運転再開。道の駅から先は、カーナビにはないトンネルがドーンとぶち抜かれており、あっという間に十津川温泉に到着しました。十津川流域で見てみたい、下ってみたい川の候補はいくつかありましたが、最初に下りたい川はだいたい決めていました。
 上湯川です。“playboating@jp vol.25”(2009年夏号)にも紹介されてますんで、新宮川水系の中では北山川、大塔川、四村川などと並んで比較的名の知れたほうだと思います(たぶん)。

 上湯川(かみゆがわ)は、紀和山脈引牛越(標高750m)を水源とし、紀和山脈南部および果無山脈北麓の支川を集めて東流し、十津川村平谷桑畑境にて西川(にしがわ)右岸に注ぐ、新宮川水系の一級河川です。

 夜が明けて初めて気付きましたが、十津川本川は赤濁りの濁流。十津川温泉前に佇む二津野ダムへの流入量は70tを越えていました。どうやらここいらはまだ先日の台風19号の影響が残っているようです。
 西川との出合に到着。気になる点は二点ありました。ひとつは昨年の台風12号による堆砂の影響。もう一つは水量です(水位計がないんで行ってみないと分からない)。とくに堆砂については、(本来海に流出するものが)二津野ダムで遮られるため逃げ場がない。荒瀬も淵も、埋め尽くされていやしないかと心配でしたが、周辺を散策した限りでは、とりあえずカヌーで下る分には問題なさそう。水の色は、軽い濁りの入ったコバルトブルー。奥多摩の日原川みたいな、石灰質の山から流れる川に多い色ですね。いっぽう、本川の西川は灰色の濁り。地元の中学校のレポートによれば、西川はまとまった雨が降るとたいてい濁るらしい。

 6時から下見開始。昨日の記事の冒頭にもありますが、今週末はもともと上湯川に行く計画はありませんでした。なもんで、当該の“playboating@jp”は関東の自宅に置きっぱなし。下調べしたのもだいぶ前なんで、さすがに記憶になく、ほぼゼロスタートでした。12kmくらい遡上するうちに入川道をいくつか発見しましたが、どれもこれも決め手に欠ける。8時まで約2時間動きましたが、結局、マサゴン会長にも電話して情報収集。朝っぱらからすみませんでした。

 漕ぎたい区間は、“playboating@jp”でいうミドル〜ロワーセクションでしたが、回送距離が10kmくらいあります。また、遡上するにつれ水量も減ってしまってました。

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 長く漕ぎたい思いも強いですが、楽をしたい気持ちには勝てません。10kmはまずよう歩かん。それに、プットインもなるべく楽なところがいい。でもって、早いとこ終わらせて、十津川温泉にゆったり浸かりたい。もう若くないですからね。(^^;;

 ということで、西川出合から4km弱の距離で入川しやすい出谷温泉がプットインとしてはベストかな、と。とはいえ温泉施設の道をカッテに拝借すんのもどうやろと、聞き込みに下りてみましたが、あたりには誰もいない。それもそのはず、ここは昨年の台風12号で被災したまま、復旧されていなかったのです。脱衣所や浴槽は、砂を被ったままでした。千切れたのぼりや、地元の小学生が作成したであろう解説の掲示物がなんだか痛々しい。掲示物自体はキレイに残っているので、察するに膝から腰のあたりまで浸かったようです。

 西川出合にクルマを停めて回送。
 歩き始めて最初の1.5km程度は平瀬のみの川相。台風12号以前がどんなのか分からないですが、おそらく堆砂の影響が大きいエリアと予想されます。なんたって川原の規模がデカい。四万十川中流域みたいな、山間の大河っぽい雰囲気さえあります。

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 右手に直角カーブするところがおそらく「分岐点」。ここから車道は登りがきつくなり、高低差がどんどん出てきます。いかにも渓谷って感じで、川はほとんど見えず、瀬音だけが聞こえる状態。はー、こんなトコよう下ろうと思えるなあ。事前にそこそこ情報が集められているから挑戦しようという気になれるけど、何もない状態だったらきっと二の足を踏むことでしょう。こういう川をゼロから開拓した先人には、ホンマ感服しますですわ。

 結局、出谷温泉までの間、断片的にしか下見できませんでした。ただ、川はまだ死んでないという感触はつかめました。なんとなく、ですが。あとは実際に下りながら、臨機応変に対応していくしかありません。

 川に入ると、温泉の臭いがする。はたして、おそらくかつて露天風呂であった場所から水たまりができていました。しゃがみ込んでそっと指を入れてみると、飛び上がりそうなくらい熱い。その脇を、ラナがばしゃんと通過する。おいッ! 大丈夫なんか…? 火傷が心配で肉球を調べてみましたが、どうやら無事の様子。始める前から冷や汗でした。

 スタートは、9時40分すぎ。最初っから、先の見えない長ーい瀬になってます。早速、上陸して下見しました。この川、昨年の台風12号以降に下ったという話をまだ聞いたことがありません。ストレーナやシーブが新たに発生している可能性もあるんで、慎重に進めたほうがよさそうです。

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ニックネーム ラナ父 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿>上湯川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月06日

30 下見下り、のはずが…(大和丹生川1◆126本目)

水位:0.70m(貝原) 気温:23℃(五條) 天気:曇り 区間:滝橋〜下田橋(約4.7km)
勾配:9.6‰(135m→90m) 所要時間:1.75h メンバー:ソロ



 この三連休は長良川一泊二日の予定で段取りしていましたが、諸般の事情でキャンセルとなってしまいました。先週日曜日に襲来した台風19号の影響もすでに乏しく、まあ、日帰りで一日くらいもらって、鈴鹿山脈の川探しでも行ければ…と帰阪したんですが、思いもよらない言葉が待ち受けていました。

 「一泊二日フリータイム」

 フハッ、夢のような言葉です。さすがにそこまでは…と固辞しましたが、義父母や姉夫婦など一族みんなで小浜に帰るらしい。
 ということで、降って湧いてきた千載一遇のこの機会。現在の生活スタイルではなかなか行ける機会のない場所にということで、紀伊半島南部、十津川温泉方面に向かおうと決めました。

 午前中を子供たちと過ごし、家を発ったのが正午ごろ。おそらく今からだと、現地への移動だけで終わりでしょう。それはちょっともったいないなあということで、十津川温泉への道中にある川を探し、以前下見だけしていた大和丹生川にターゲットロックオン。

 ところで、初めての川に臨むにあたり、安全の確保のために事前の下見は必須です。下見は基本的に車道から、車上または徒歩にて行いますが、川から道が外れていたり、高低差がありすぎたり、木々など遮蔽物に邪魔されたりするなどの理由で川相を確認できない場合もあります。
 このような場合は、もう実際に下って確かめるしかありません。しかし、この方法は相応のリスクを負うことになるので、自身の技量、装備を鑑みれば、基本的にはやるべきでないと考えています(実際、矢田川で痛い目に遭いましたし)。それでも敢行する場合は、以下のような条件を設けるようにしています。

 @書籍、インターネット、口コミなどから情報を得て問題ないと確認できている。
 AGoogleMapなど航空写真、地形図を確認して川相を確認できている。

 また、さらなるリスクヘッジ策として、「渇水時に下る」という手段もあります。下「見」ならぬ下「下り」といいますか。ただ語感が変なんで「下見下り」という表現にします。

 前置きが長くなりましたが、大和丹生川では、『生子のゴルジュ帯(Obus Gorge)』がその「下見」では確認できない区間に当たります。

 @の結果:核心部が存在するらしい。車道からギリギリ見える位置にあるのがおそらくそれと思われます。ポーテージの可否は不明。もしNGなら右岸側が集落に近く、最悪そこまで引き返して上陸するしかありません。

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 Aの結果:核心部付近から、生子トンネル出口(バス専用道)の鉄橋付近まで最大で約1km続くものと考えられます(下記川地図参照)。

 水位データは前回下見時とほぼ同等(貝原0.71m)。ギリギリ下れるはずと踏んでいたんですが、あれえっ? 前回より明らかに少ない…。

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 前回はこれ↓。なんか、10cmくらいは水位違うような…。

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 思うに、貝原観測所は黒渕ダム上流に位置しており、上流域は同水位でも、ダムの取水量によって下流域は変動するケースがあると考えられます。あまりアテにしてはいかんということですね。この水量だとかなり歩かされることになりそうですが、まあ、「下見下り」と考えれば悪くないと思います。

 もともと現地到着が遅かったうえ、下見と区間設定に時間を要したため、スタートは14時50分過ぎまでずれ込んでしまいました。今の時期は日没がだいたい17時半くらいなんで、あまり余裕はありません。漕行予定距離は5km弱。生子のゴルジュを抜けるまでに1時間、発電所まで30分、発電所以降の増水区間は30分くらいで進めたいところです。

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ニックネーム ラナ父 at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿>大和丹生川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月22日

29-1 淀川水系一の清流!?(神崎川1◆124本目)

水位:0.92m(如来堂) 気温:27℃(東近江) 天気:晴れのち曇り
区間:大湯堰堤下〜茶屋川出合(約1.0km) 所要時間:0.5h メンバー:ソロ



 近畿地方は三連休明けにまとまった雨が降りましたが、南高北低の傾向にあったようで、うちのご近所(丹波、但馬)はからっきし。そこで比較的近場の紀ノ川水系、宮川水系を狙っていましたが、水が引いてしまっていて決め手に欠ける状態でした。

 それならと、琵琶湖東岸、東近江地方に出かけてみることにしました。先週の岐阜行きなど、過去幾度となく通過していますが、実はこれまで目的地として訪れたことはありません。今回はその、名神高速から東に見える山並みの中を流れる川がターゲットになります。
 かねてより気になっていたエリアで、今春ざっと情報収集はしたんですが結局ご縁がなく、その後半年も放置してたんで、さすがにほとんど記憶に残っておりません。早朝、夜行バスを降りて大阪駅から三田駅へ向かう道中で決めたんで、準備不足もいいところ。まあ、下れる可能性は低いやろから下見中心になるやろと思ってたし、とりあえず行ってみようレベルで向かうことにしました。

 三田を10時過ぎに出て、名神八日市ICに着いたのが正午前。先週ほどではないですが、京滋間でそこそこ渋滞してました。国道421号八風街道に沿って、南東へ。道中通過した野洲川が結構増水してるように見えたんで、ひょっとしたら漕げるかも…という淡い期待を抱きつつ。遠くに見えていた山並みがすぐ傍まで近付き、登り坂に入ったところで巨大なダムが忽然と現れました。
 永源寺ダムです。

 うわでけー、うわ汚ねー。湖水は、ミルクコーヒーでした。

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 この前の雨の影響…?
 当然、ダム下も赤濁りで、水量も平水よりかなり多そうでした。

 ※ 帰宅後PCから調べ直すと、鈴鹿山脈では16日晩〜18日の丸二日間に約600mmほど降っていました。日本の年間平均雨量1,700mmという数字と比べると、異常っぷりがよく分かります。当然現地でも雨量計はチェックしていましたが、ガラケー(iモード)では直近12時間しか履歴を遡れないので把握できていませんでした。

 左岸沿いに遡上し、ダムの上流域へ向かう。ちょっとだけ期待してたんですが、むなしくも状況は下流域とあまり変わっていませんでした。景観はいいんですが、土砂が堆積して、ザ・バックウォーターって感じ。ヤバそうな堰堤も見えるし、あんまし漕ぎたいと思えんなあ。とりあえず保留かな…。

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 新渓勢橋に到着。右岸に、支流が注いでいます。名前は御池川。本流とは異なり、やや笹濁り程度です。出合付近を見た感じでは、ギリ漕げるか漕げないかくらい。これも保留にしてさらに上流へ向かう。

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 神崎橋に到着。ここにも支流が流れ込んでいます。停車して橋から下を覗き込むと、信じられない光景がそこにありました。

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 スゲー…。なんてキレイなんや…。しばらく言葉を失って、清冽な流れに見入ってしまいました。すぐ側の看板には、「神崎川」とあります。

 神崎川は、鈴鹿山脈 御在所岳(1,212m)を水源として北流し、東近江市杠葉尾(ゆずりお)にて愛知川左岸に注ぐ、淀川水系の一級河川です。

 シャワクラの聖地として昔から噂には聞いていましたが、まさかここまで美しいとは予想だにしなかった。今まで下った淀川水系の川では随一の清流でしょう。
 ひとめぼれ、というんでしょうか。快適に漕ぐには水量不足っぽいですが、 何なら全部歩いたって構わない。ここは何としても下りたい!

 しかし、川沿いの道の入口には、こんなものが設置されてます。( ;´Д`)

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 心はもうほとんど決まっていましたが、ここもとりあえず保留にして、本川をさらに遡りました。神崎川出合から上流は、茶屋川と名を変えるようです。不老橋にクルマを停め、川を見下ろす。濁りはキツくなり、川幅も狭い。川相はかなり魅力的ですが、この状況でソロで漕ぐのは厳しそう。ここは止めとこうと引き返しました。

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 ふたたび神崎橋に戻る。キツそうな川相とゲートというダブルの難関。いつもなら撤退するところですが、この美しい流れを前にしてどうしても諦めきれない。周辺に聞き込みして、手続きしてからゲート内の林道へと入りました。

 林道沿いからスカウティングしましたが、川相は何となく想像はつくものの、実際はほとんど見えません。1kmほど遡上すると大湯堰堤が現れました。この上流もなんとか漕げそうですが、全部担いだ場合の所要時間を考え、プットインは堰堤下に設定。距離は1kmにも満たないことになりますが、とりあえずこの川にフネを浮かべられるだけでいい。

 回送は徒歩なんで、時間的なことを考えると漕行距離は3kmくらいが妥当でしょう。テイクアウトは、御池川よりちょっと上流の蓼畑橋に設定しました。クルマを蓼畑橋に停めて、ラナと連れ立ってランニング。
 私の体力は、それはもう著しく衰えていて、2kmもしないうちにへばってしまいました。ラナよりも自分自身の引退のほうが実は早かったりして…。ヨレヨレ歩いているうちに、同じく老いたゴールデンを飼ってる地元のおばさんと談笑できたんで、それなりに楽しい時間でしたけど。
 はじめはリードをグイグイ引っ張っていたラナも疲れたのか、ちょこちょこ林道沿いの側溝に浸かってました。そういや幼いころもこんな格好してたなぁ。徳島の那賀川を回送したときやったっけ。

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ニックネーム ラナ父 at 23:35| Comment(8) | TrackBack(0) | 近畿>神崎川(近江) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする