2012年10月20日

【物欲編】iPod touchを地図帳に<比較編>

 今週末は日曜に仕事が入ったため帰阪なしです。毎週末当たり前のように帰ってたんで、家族にまったく会えないというのはちょっと寂しい。残念。それに今週末は、ひさびさに四国行く予定でしたがおかげでキャンセル。残念。それも、台風21号の影響でもっか増水中だという。残念。そんなこんなで本日はやや腐り気味。湯船に浸かって過去の“playboating@jp”読み返したり、パソコン上で河川情報収集してたら、あっという間に日が暮れてしまいました。そういや、こうして自宅で無為に一日を過ごすのって、今年度始まって初めてだったりします。

 閑話休題、かれこれ半年前になりますが、私の最愛のオモチャ ipod touchを地図帳として活用する記事を書いたことがあります。

 ※前回の記事

 最初に購入したのは、“MapFan for iPhone”というオフライン地図アプリでした。

IMG_1186.png

 その後、同じオフライン地図アプリである“マップルナビ S”も追加購入しました。

IMG_1185.png

 この両者、いまや川下りの補助ツールとして、なくてはならない存在になっております。たぶんipod touchのアプリの中で一、二を争う活用度ではないでしょうか。少なくとも、元は取れたと思えます。数ヶ月使ってみて、だいたいの役割も見えてきたので、一度整理してみたいと思います。

 ◆調査段階(下見)

 【導水路】

 下見時に最も「使える」と思うのは、“MapFan for iPhone”の導水路表示(地図上の点線)。GoogleMapにもない、MapFanだけの機能です。世の中の99%以上の人間にはどうでもいいものかもしれませんが、川下りする人間にとってはかなり貴重な情報となります。

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 というのも、これにより、
 ・上端に取水堰堤がある(→危険箇所)
 ・下端に発電所がある(→増水)
 ・導水路で挟まれた区間は減水区間
 ということが推測できるからです。基本、何事も効率を求めますから、発電施設は勾配の高い区間に設けられます。普段は水なくて下れないのがほとんどですが、川下りにおいて最も楽しい区間になりえる可能性が高いと推測できます。

 いっぽう、マップルナビ S側では水路の表示はありませんが、発電所はカミナリのマークで表示されています。

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 【河川】

 初めて下る川の区間検討においては、まず地図上で川の下流端から源流まで辿ってみるのですが、マップルナビ Sは、100m,200m,500m,1kmというように一定の倍率で地図表示が固定され、細かい調整がやりずらい。逆に、MapFan for iPhoneでは滑らかに表示できるという特徴があります。

IMG_1182.png

 マップルナビ S側では、100m以下にしないと源流部が出てきません。この倍率だと視界が狭すぎて全体像を掴みにくいというデメリットがあります。

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 水源を確認したい場合にも、MapFan for iPhoneのほうが圧倒的に使いやすいですね。

 【車道(林道)】

 では、車道(林道)の表示においてはどうでしょうか。
 以下は、MapFan for iPhoneにおける宝川(宝泉峡)付近(群馬県利根郡みなかみ町)の地図です。宝川温泉で道は途切れていますが、実際にはその先にも林道が続いています。林道は(途中崩落のため)徒歩で歩いていったんですが、下見当時、地図はこれしか持ってなかったんで、かなり怖かった思い出があります。

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 後日、マップルナビ Sを購入して、まず最初に確認したのがこの地域。ちゃんと、道が表示されていました。

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 マップルナビ Sは、林道など、小さい道でも比較的充実しているようです。

 ◆漕行段階(ダウンリバー)

 ipod touchを地図帳化するにあたり、現在位置の確認など、ダウンリバーの最中も活用できるだろうと防水化までしました(※)が、実際いまのところほとんど携行していません。下見段階でだいたいアタマに入ってしまっているのと、日帰りでは漕行距離がどうしても短くなり(とくにソロだと余計)、一気に下ってしまう場合が多いのが要因かと思われます。ロングツーリングだったらニーズあるかな。あと、やっぱり現在位置把握には正確性を高めるためGPSがほしいです。

 ※以前の記事

 ◆記録段階(リバーログ)

 これらの地図帳は、川地図作成段階においても活用できます。パソコンでGoogleMapを表示した隣に ipod touchを並べて比較したりするのに使っています。まあ、この段階は、川下りにおける必須工程である下見とは異なり、パドラーでもほとんど興味がないであろうマニアックな領域なんですけど。

 【地区名】

 河川の水源や下流端がどの地区になるのかを確認したいとき、MapFan for iPhoneでは、とくに表示がありません。地形図に近いですね。ちなみに、以下は先日下ったばかりの上湯川下流(奈良県十津川村)です。西川出合以降も「上湯川」と表示されてますが、西川が本川なんで、間違ってますね。

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 マップルナビ Sでは、100m単位まで拡大すると、地区ごとに色分けがされていて、非常に分かりやすい。上湯川の下流端である西川出合は十津川村平谷と桑畑の境であることが分かります。

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 【名所】

 川地図づくりにおいては、なるべく瀬の名称も書き込むようにしています。パドラーがカッテにつけたものもありますが、とくに滝なんかはすでに名前がついている場合が多い。
 四万温泉付近を例に取ると、MapFan for iPhoneでは「小泉の滝」のみが表示されています。

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 いっぽう、マップルナビ Sでは四万川本川の「大泉の滝」まで表示されています。付近の建物情報についても比にならないほど豊富。この圧倒的な情報量がマップルナビ Sの真骨頂ではないかと思います。

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 【橋梁】

 この情報量の豊富さは、橋梁の名称においても同様のことがいえます。橋梁は、ダウンリバーにおいて現在位置を確認するための目印として貴重な存在。よって、川地図にも橋梁はすべて記載することを心がけていますが、名前を調べるのはけっこう負担が大きい。
 以下は矢田川(兵庫県香美町)ですが、MapFan for iPhoneではまったく記載がありません。

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 しかし、マップルナビ Sではこのとおり。

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 ◆まとめ

 実際の使い方をベースに両者を比較してきましたが、同じ地図アプリでもそれぞれ特徴がはっきりしていて、内容はけっこう異なるということが分かりますね。まとめると、こんな感じでしょうか。

 “MapFan for iPhone”

 河川の流路を確認したり、ダム・堰堤の位置を把握する

 “マップルナビ S”

 林道など小さな道の確認
 川地図作成時における地名(名所、橋梁)の確認

 あとは地形図のオフライン地図アプリが出たらもう完璧なんですけどねー。オンライン時に電子国土のキャッシュ取っとけるやつはすでに存在していて、すでに結構活用してますけど、やっぱり完全オフライン対応のがほしいなあ。


ニックネーム ラナ父 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 物欲編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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